2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

詳細が決まった僕の末

uta

あの娘の為に 摘んだ花は 次々と 見るも無惨に 散り口果てた 先の分からない恐怖の矛先を 一体何処へ向けているのか 嗚呼 不甲斐なし 不甲斐なし

ドッペルゲンガー

uta

ドッペルゲンガーと思わしき女の子に出会った。 あまりに色が同じで気が狂いそうだった。 知った苦い味がする。 私はその子の狂気じみた行動を容認した。 それを人は苦笑混じりに蔑視する。 それでも私はそのこの手を引き公園で遊ばせていた。 怪我をしたら…

最早最果て

uta

エチレンに曝したかのような 顔の造形の復旧は困難を極め 朝日と夕日の違いなども分からずに 人の形を模すだけに徹する 崩れた顔を隠す為の仮面は生活必需品となり 壊れては買い換える作業にもまた 先の優先順位をつける それでも目玉は青い空の色を吸い込…

ほぅら

uta

さも 見事であると 英雄と 称えては 磨り潰されるのがオチ

由比ヶ浜へ

uta

己の身を崖から突き落とす能力ばかり向上させる手の 何処に希望を手繰り寄せる力が在りましょうか

[]沙羅双樹

あの日 これ、これ一つの命なり 軽んじて奪うことなかれ そうあの子らに説いたのは 果たしてただしかつたのか

何も知らない

uta

掻き消えて行く生命を 見送ることしか出来ぬ手の 何が惜しかろう

そう、だから羨望せずには居られない。

uta

手にしたいものが沢山在り過ぎて途方も無い上果敢無いものと。 際どいルサンチマン。

麗しかろう人生

uta

涙腺が崩壊するほどの 生食を注ぎ込んでは プロラクチンを放出して あなたに笑顔を見せるのです 高カロリー食品を胃袋に詰め込んで そればかりを行うのです 僕は苦しくない 僕は苦しくなどない 僕は苦しんでなどいない 水晶体を歪ませて 聴覚皮質に爪を立て…

人も物も

uta

目には見えぬところから じわりじわりと傷ついて 朽ち 堕ちるのですnot only object but also human become bruised from point of being invisible,decay and fall.

私の考えは極めてクリアである。

uta

もう、既にそうなるともう、決まっていたと彼は言う。 こうなる運命であったと。 一目逢ったときから、お互いに同じ事を考えて同じ想いで断ち切った時点で確信だろう。 内蔵の位置が酷似していれば、目が合ったら最後なのは誰も否定できはしない。 彼も私も…

早々に開放された君へ

uta

追いかけてもいいか 否か その答えは淡い水の向こうへ 幾千もの花が咲き乱れ 四季のない春ばかりの丘に 奪われたうたかた

TA・WA・GO・TO

uta

突如 真っ黒な物体が ギラギラした刃物を 突きつけて くる 真っ黒に侵食され 旨く動かぬ体を必死に操作しながら 這い蹲った先の鏡に ギラギラを振り上げる真っ黒の姿を見る 紛れも無く そこに見た面は、紛れも無く 自分自身であった事。

ご用心 ご用心

uta

あんまりお空ばかり眺めていると 目玉が青く染まってしまってしまいますよ。

去れ遺骸、やれ遺骸

uta

今日は天気も悪くて雲がかかって 余計に神かかって 私罠にかかった。

読み飛ばしたほうがいいもの

uta

勝ち取りたいのもやまやま。 腹が痛いのも否めない。 月が白い鳥の羽に透かされて、朧ぼろげ。 酔い痴れ酔い痴れ過度の薬。 車内灯と戦う眼が血に塗れる。 染まって染まって床にも入れぬ心。 白かった腕も浮かれ逝かれ。

百鬼夜行

uta

部分的に口ずさんでは 意味なんざ皆無のC7主体のメロディを その辺にぶちまけて 弱ったな 便所にも行けぬ 台所にも発てぬ パナソニックのリモコンにすら 手が届かないわ。 何て、自業自得の憂いに ひたひた濡れる 大豆みたいな希望は 箸から逃亡してゆきま…

さぶたいとる

uta

熱が過ぎて 体が溶けだし 内蔵か透けたら 逃亡する他ないか

よく解らないとかいうこと

uta

聴覚をつくものも 視覚に入るもの 疎ましいだけで 意味が解らない 絡まりきって 解けません

美徳

uta

「死んで行くひとは美しい。 生きるという事。 生き残るという事。 それは、たいへん醜くて、 血の匂いのする、 きたならしい事のような気もする。」

危機管理

uta

今の世は やるほうよりやられるほうが 警戒をして 何とも 悲しいこと。 加害者へのしっぺ返し 悲劇だな いや、喜劇か

噛み付く

uta

背中に何か居る様な心持ちを 払拭せんと立ち向かうも難

decorous institution

uta

You say it's decorous institution what I say. Do I give the appearance that putting up a good front? No,I just I just say time and again that ideal situation what I think. It stands to reason that I didn't do nothing I said. I make a mad d…

DELIRIOUS WORDS

uta

Anyway,I will repeat delirious words. For not be washed away by the waves beneath my feet. For do not fall my own prejudice. For not be prostrated by black heart. For do not inflict suffering on anyone that I had been feel. For blow off p…

空似

uta

他人の空似と 天唾に 日三日というのを 奥歯に咬む

のーたいとる

uta

雨色の下に放り出され ブラウスが乾かない程雨が浸されたら 何処に行けば好いですか。

干渉

uta

梅雨 強い 艶 スリップ する 七転八倒 心を傾ぶかせ

導かれるところ

uta

「生を棄てて逃げ去るのは 罪悪だと人は言う。 しかし、僕に死を禁ずる その同じ詭弁家(きべんか)が 時には僕を死の前にさらしたり、 死に赴かせたりするのだ。 彼等の考え出すいろいろな革新は 僕の周囲に死の機会を増し、 彼等の説くところは僕を死に導…

それでも吐き出すしか能がないもので

uta

此処ぞとばかりに吐く台詞というものは、何とも陳腐なものに終わる。 あらゆる物を詰め込んだと思った言葉は、 直、其処を転がる石ころとしてしか残らないときが多い。 自分の言葉が伝わらないというのは、真にもどかしいものだ。 裏腹、裏腹。 思惑とは違…

宛先選択

uta

歩けば足を払われる 遣ってられるか